その背景には過去に農薬を
散布する請負業をしていた祖父が身体を壊し
腎臓機能障害になってしまった事にある。

同時期に、アメリカへ視察へ行った健司さんが
アメリカの農業の
現状を見た事で、
同じやり方ではなく日本の土地を生かして
品質や安全で勝負すべきだと考えた。
地域の環境を活かし、
常に「量より質」を突き詰めながら、
旬の野菜を中心に年間を通して
約100種類以上の野菜を栽培し続けている。

樫村さんたちが大切にしているのは、
「お野菜を安心安全にお届けするのは
当然のことで、
美味しく、且つ環境にも優しいやり方で、
この土地に根付いて息の長い農業を続けていく」
ということ。
そして「変えてはいけない部分を守り、
変えることを恐れずに、
色々なことに挑戦していく」ということ。

樫村ふぁーむは、バクチャーなど
最新の技術や考え方を取り入れながら、
常により良い農業を模索し続けている。
更に「消費者と作り手が本当の意味で
顔の見える関係」を大事にするため
体験や見学等も行っている。